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恋愛工学戦士サウザーからの手紙

愛をとりもどせ‼︎

ニホンザル研究から見る、アルファメイルとポケモンGOの関係

宮崎県の幸島という島をご存知だろうか。

 

野生のサルの研究でたいへん有名な島だ。

 

戦後すぐに、今西錦司大先生が率いる研究チームが降臨して、この島にサル研究所を設立した(たぶん)。

 

幸島の存在を有名にした現象が、サルがイモを水で洗って食べるようになった話だ。

 

ある時、一匹の子猿(♀)が泥や砂のついたイモを水で洗って食べるようになり、それを兄弟の子どものサルや、兄弟じゃない子どものサルたちが真似するようになり、続いて実のお母さんも真似するようになり、と、新たな技術革新がどんどん伝播してゆき、遂には群全部に遍く行き渡ってしまった、とまあそんな現象が見られた。

 

更に、真水で洗っていた方法が洗練されて、海水で洗って味付けも同時に行われる様式に進化した。

 

技術革新はとどまるところを知らず、今度は、砂浜に撒かれた麦をそれまでは指でつまんで食べていたのが、麦を砂ごと掬って海水にばら撒き、砂は水に沈み麦は水面に浮くのでそれを食べる方法が考案され、イモと同じルートでサル山全体に伝播して行く。

 

他は、海での水泳遊びとかも同じく、群れの若いサル達のナウい遊びとして大流行し、サル山じゅうに伝播して行った。

 

んで、ですよ。

 

まず一つ目に抑えるべきポイントは、新工夫をするのは大体が若いメスである事。

 

ファッションとか、流行とか、そういうのの最先端を行くのが年若いおにゃのこであるというのは、人間でも見られる現象である。

 

そこで、河合雅雄大先生というスンゲー偉い人が、サルを対象に知能テストを行った訳ですな。

 

謎解きでご褒美を貰えるゲームを教えて、反復練習の回数が少なくても、すぐに再現できるようになったサルを高得点。

 

謎解きに興味を示さず、何度も反復練習をしないと定着しないサルを低得点とする。

 

高得点群は、やはり、若いメスのサルになったし、家系でも歴然たる差が出て、イモの水洗いを考案した血統のサルが抜群に物覚えが優秀だったとある。

 

次に僅差で、若いオス。

 

失うものの無い若いオスにはチャレンジあるのみだ。

 

じゃあ、最も低得点だった猿は誰か?

 

答えは、ボス猿、なんと、アルファメイルが極端に低得点だった。

 

若いのにだ。

 

「知能」テストの点数が低いのはもとより、このボス猿は、イモの水洗いまではしぶしぶやるようになったけど、水泳は絶対にしなかったと言う。

 

「知能」テストでの振る舞いも、アルファメイルに特有のスタイルは、物覚えが悪いというより、ひたすら用心深く慎重で、テストに取り掛からない事によって低得点を付けられる事であった。

 

立場の高い「大人の」オスになればなるほどこの傾向は顕著で、たとえ有益な技術革新が群れの中で勃興したのであっても、新規の変化に興味を示しにくい性格になる事が示唆された。

 

人間の社会でも老害とか言う言葉で表現され、よく見られる事だ。

 

まあ、それは置いておいて、僕が言いたいのは群に君臨してセックスし放題のニホンザルのアルファメイルは、用心深く新規の物事に興味を示さない生粋のレイトムーバーな訳だが、これは人間にも当てはまるのかな、と。

 

人間のアルファメイルを考えてみよう。

 

ニホンザルの研究から敷衍するに、セックスさせてくれる女の子が複数いる人間のアルファメイルは、新たなナンパツールとして期待と注目を集めるポケモンGOに、おそらく興味を示さない。

 

既存のナンパチャネルで十分こと足りるからだ。

 

今、ポケモンGOに色めき立っている男は、おそらく、現状女にモテずセックスできない小者なのだろう、と言う事をサルの研究は教えてくれる。

 

大物と呼ばれる方たちの動勢を見るに、依然として筋トレしてたり納涼船に行ったり、粛々とバーで新規開拓していたりして、このサルと人間のアルファの行動様式は、けっこう当たってると思う。

 

そして、忘れちゃいけないのが、奢る平家は久しからずの故事の通り、昨日のアルファメイルは今日のアルファメイルに取って替わられるのもまた、歴史が教える宿命だ。

 

アルファの中のアルファを自負する僕は、今のところポケモンGOには懐疑的で、しかし、何らかのブレイクスルーが起こってとびきりの美女とセックス出来るシナリオが立つや否や、動くこと雷霆の如く参加して美味しいとこだけ持って行くつもりで静観している。

 

今は腰痛と筋トレの研究と、ストリートファイターⅤに忙しいので。