恋愛工学戦士サウザーからの手紙

愛をとりもどせ‼︎

サウザーさんキャリアプランを語る。

「英語とかMBAとかを身に付けて、給料の高い仕事をする」みたいな人生設計やキャリアプランについて、批判するつもりは無いが、僕は賛成できないな、と思う。

 

理由は二点で、

①脳細胞へのダメージが大き過ぎるから

②国家の仕組みとして労働者クラスでは絶対に豊かになれないから

だ。

 

まず①から。

 

大学生の頃、ドラッガー先生のネクストソサエティ という本を読んだのだが、文意に沿っての勘所を言うと、情報社会の知識労働に従事する人は40歳前後で燃え尽きる、とのことだ。

 

現代の知識労働は、仕事で得るストレスが強過ぎるのだ。

 

これもまあ恋愛工学的に言うと、仕事の内容が「石器時代の仕事」からかけ離れ過ぎていて、人間生理に反したところを理性で補正し、人間を仕事に合わせる事から来るストレスが過大なのだ。

 

ストレスや寝不足で脳はダメージを負うが、脳の組織はやわらかい脂肪質で出来ており、実にもろく、一度損傷を受けると完全な再生は望みづらいパーツである。

 

ストレス仕事と言えば、僕が新卒で勤めた会社(※人生で最大の失敗だった)が、まさにそんな感じで、今を生き急ぐ人たちの集まりであり、毎日激しいストレスと競争にまみれ、常時睡眠不足と空腹にさいなまれ、過度の飲酒、カフェイン強化コーヒーやエナジードリンクを呑み続ける日々、職務の上位者の意向は絶対で、下位者はゴミクズのパワハラ天国だったのである。

 

あそこで僕が受けた脳のダメージは、今も悔やむに悔やみきれないほど大きい。3年の頽廃生活でIQが明らかに低下した。

 

そんなある日、僕は、疲れて朦朧としながら何かの拍子に会社の厚生年金のデータベースにアクセスしてしまい、そこで社員の平均寿命が60.1歳だったのを見たのである。

 

晴天の霹靂に打たれたように開いた口が塞がらず、「今すぐ!ここは、今すぐ辞めよう!」と思ったものだった。辞めること風の如しだった。

 

この会社の社員の平均的な転帰は、55歳で定年して、5年後に死ぬのである。虫ケラと何も変わらない。

 

確かにドラッガー先生が言っていた通り、あの会社にいる人たちは30台前半でベテラン、40代ですでに燃え尽きて人生を諦めた感じだったなあと言う気はする。

 

彼らの事だから「俺たちの業界も平均寿命60歳超えたか!ヌルくなったなあ!」と笑い飛ばしていることだろうが、実に、関わり合いたくない人たちである。

 

②の労働者キャリアプラン、資本家キャリアプランの話は、ここでは少ししかしない。

 

労働者(日本の)がお金持ちになれない理由は、4つの壁がそびえているから、と言われる。

 

使ったお金を経費で計上できない「税制の壁」、成果が給料に反映されない「給与体系の壁」、副業を禁ずる「就業規則の壁」、転職すればするほど給料が下がる「転職市場の壁」が、厚く労働者を覆っていて、労働者の枠内でどれだけ頑張ったとしても、それは国家の中枢で頭のいい人がデザインした小さな箱の中で跳ね回ってるだけに過ぎないのである。

 

僕は、そういう生き方は凄く嫌だな、と思っていた。

 

思い出したのは脳細胞が新品だった大学生の頃に読んだウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 という本だった。最高峰に難しい、読めるもんなら読んでみろ、みたいな本。

 

本棚にあると、僕は「おっ!」と思う。(※岩波の翻訳は読んでると吐きそうになるので、日経BP版が絶対によい!もしお前に読める知能があるのなら!)

 

文意に沿う形で手前勝手な要約をすると、仕事を道楽にして、死ぬまで働けばお金持ちになれるよってな所だろうか。

 

仕事は神様から与えられた使命なのだから、苦行と思うのではなく、楽しんで打ち込む事が信仰の一つの形ですよ、と。ただし、お金はゴミだし贅沢もクズですよ、と。これがプロテスタンティズムの倫理。

 

最高に知的な興奮を誘うのが、仕事は素晴らしいが、金や贅沢はクソだ、とか言って「天職」に打ち込んでたら、一方で、いつの間にやら資本が山のように蓄積してしまって、彼らの清廉な精神とは裏腹な事に、その余り余った資本が溢れ出して、うす汚い資本主義が誕生してしまったと言うまばゆい程に美しい逆説構造ですよね。

 

僕はどちらかと言うと、こっちだな、と思った。好きな事を仕事にして、好奇心やワクワクを大事にしつつ、生涯現役で働きたい、と。

 

40歳で燃え尽きて、ボロボロになった脳細胞でぼんやりと定年後の生活を夢見ながら、残りの55歳までの時間を老害扱いを受けつつ必死で会社にしがみつき、いざ定年となったらすぐに体調がおかしくなって、60.1歳でぽっくり死ぬ

 

そんな人生はごめんだ。

 

僕の場合、自分が好きな仕事をするなら、事業を興すに限る。人に仕えるだけで脳にダメージを受ける性分なので。

 

長く続けても飽きない事業を興そうと思ったら、まずは元手となる資本が要る。

 

資本を蓄積するには、他人との比較優位でのみ満足を得る見栄っ張りの価値観を捨てて(※逆に言うと、この見栄っ張りの価値観こそが労働者根性、奴隷根性の最たるものと言える。たとえ医者でも外資金融でも高級奴隷もまた奴隷なのである)、質素な生活の中から自分で満足を見出せる価値観に切り替わる事が、使用人の境遇を抜け出すための、大いなる第一歩となるだろう。

 

たとえば、今からの季節なら、スーパーで98円で買ってきた旬の中の旬の新鮮サンマを、七輪と炭火で焼いて、地元の日本酒を飲みながら、ポン酢をかけて食べて、「美味しいなあ」と自己満足できるような感性の事だ。絶対的な美味さで言うと、脂がたっぷり乗ったサンマを、手ずから炭火で丁寧に焼いて食べるものに並ぶ料理なんか、そうそう無い。

 

サンマと同じような感性で、見栄や他人との比較は度外視して、給料そこそこ良くて楽な仕事を探そう。見栄を張って経済不合理な選択をする人が後を絶たないから、市場は歪む。歪みを取りに行くだけだ。

 

僕が今の知識を持っていて、20代でゼロから出発となったら、まずルート営業の仕事を選択する。精神的なストレスの少ない、地味な仕事でいい。

 

そして、肝心の副業だが、土日などにチェーンの居酒屋でアルバイトをして給料は貯金する。JDがいっぱいいるので、お金を貰いながらセックストライできて、実に一石二鳥である。(※問題は副業規定だが、これはバレない様に神に祈るだけだし、バレてから考える事にする。自分から上司に副業していいですか?って聞くのは馬鹿だと思う)

 

資本が貯まったら、とりあえず勤め人の傍ら、自分の好きな事業に手元資金を充当して、始めてみる。はずれる事もあるかもしれない。

 

上手く事業が当たり、勤め人の収入を上回って「これで生きて行けるんじゃねえの?」となれば晴れて勤め人を卒業で、気がつけば資本家の端くれに加わっているという寸法だ。

 

あとは好きな仕事をのんびり自分のペースで、旬のサンマに満足しながら、定年とか関係なく、長期間続けて行けば、いつの間にやら一財産も二財産も築けていて、一族は資本家クラスに仲間入りしている事だろう。商業ビルとかが建つね。

 

ストレスきつい高給取りの勤め人で「俺はこの道を突き進むぜ!」と元気が良いのも脳細胞がダメージを受ける前だから言えることで、日に日に元気がなくなってくるのである。僕はそういう人を何人も見てきた。

 

勤め人なんか頑張っても報われない。

 

若い衆の参考になればいい。