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恋愛工学戦士サウザーからの手紙

愛をとりもどせ‼︎

上海ツアー その2 初日の続き・中国ナンパ考初歩の初歩


外国に降り立ってまず感じるのはその国の匂いだ。
上海からは上海の匂いを感じる。
日本に居ては経験することのない種の匂いで、普通、当惑する。

 

「久しぶりに帰って来たな」

 

機内アナウンスも完全に中国語に切り替わって、上海浦東空港への到着を告げる。
まだ大人しく座っていましょう、という機内からの指示なのに、我先にと自分の荷物を取って機内から出る支度を始める輩や、機内職員が鬼の形相で制止に飛んで来るのもお構いなしで勝手に頭上のダッシュボードを開け自分の携帯電話を取り出す奴がいたりして、機内は完全に中国の様相である。

 

日本を出る時は全員日本人風に見えた乗客たちが、今や全員が中国人に見える。不思議な光景である。どれだけ頑張って他人より先に機内を出ようと、外のバスでプールされるんだから全然時間短縮にはならなくて無駄なんだけど、それでも中国人はせかせかと時間短縮に狂奔する。乗客みな、瞬時にして、身ごなしまで中国人になっているのだ。のんびりしてるのが日本人。

 

「関西人ってのは、おそらく大陸人と祖先を共有しとるな」とか思った。

 

時間がヤバイ

 

日本で通信ができる最後のタイミングで、シンジさんには「21時ごろには到着できます」と伝えていたが、今がその21時だ。入国の手続きに30分、そこから上海市内に出るのに最低で60分、通常なら90分はかかる。

携帯のネット通信が使えず、連絡の手段がない。時間が狂うのは海外旅行の常ではあるのだが、申し訳ない。

 

もろもろあって、シンジさんたちが宿泊地にしている住所に到着した。結局、丸一日かかってしまった。

出迎えてくれたのは、おなじみ公家シンジさんと、せんまい☆ラッチョさんであった。時刻はもう23時30分を回っていた。

「遅れて申し訳ない、連絡もできずにいて申し訳ない、通信手段を用意できなかったのは僕のミスであり痛恨である」

の旨を伝え、頭を下げて詫びた。

 

シンジさんはにこにこしながら、

「ね?まともでしょ?」

と、隣にいるラッチョさんに因果を含めるよう言った。

「本当だ。ちゃんとした人だ。」

とラッチョさん。

何を基準としてちゃんとしているのか今一わからないが、ともかくとして、挨拶もそこそこ、ナンパに繰り出す事にした。
あ、そう言えば、このツアー、ナンパツアーだったんだ、と。
身軽な人たちである。

 

僕はどちらかと言うと、ナンパに出撃する場合はその地の地理、風俗、人の気質、天候、連れ出す店、ラブホの位置、などを入念に下調べして、むしろ一度現地を歩いて準備を固めてから繰り出し、経験を積んで一度慣れた場所ができればずっとそこを使い続けるという性格であることを、彼らを見て、むしろ自分がどんなであるかを知った。

 

山林・険阻・沮沢(そたく)の形を知らざる者は、軍を行(や)ること能はず。
郷導を用いざる者は、地の利を得ること能はざるなり。

 

これは水野愛也氏が、著書のLOVE理論孫子から引用した言葉である。その土地の地形に詳しくないと軍隊を進めることは出来ない、という意味。「囲師は周するべからず」とか、孫子は恋愛フィールドワークに通ずる格言がたくさんある。まあ旅行なのだから、ぶっつけで行くしかあるまいが。

 

結果、3人でボウズ。

 

僕とシンジさんやる気なし。
一人だけラッチョさんのみ気を吐いて、

「我们一起拍照片吧!」
(ウォメンイーチーパイジァオピエンバ!)

訳:一緒に写真撮ろうよ!
※ちなみにですけどね。僕は正統な中国語を勉強した人間として、中国語発音をカタカナで表記するのに凄く抵抗がある。だが、少年時代にドラゴンボールを読んで、シェンロンとかスーシンチウとかの中国語読みに好奇心が掻き立てられた事実は否めない。サザンアイズ然りである。苦汁を飲み下すつもりで以後も中国語発音をカタカナで表記していくのである。

の一点突破で狂ったように声かけて行く。和んで連絡先ゲットして、後日アポを組んでおられた。素晴らしいモチベーションである。


僕も中国で色恋の事をやった経験がある身として、アポっても言葉が不自由だと苦労する事を知っている。

「たぶん無理だろうからやらない」

それで地蔵。シンジさんと地蔵トーク。精神の老成というやつだ。

 

ただ、地蔵でもただじゃ転ばない。自分の無力を感じながら考えたことは、中国はネットナンパなら相当有効かもしれないという事だ。これだけ人口がいる。ストレスが溜まらない訳がない。

・微信(ウェイシン、Wechatの事)
・探探(タンタン、中国版ティンダーの事)

などの新技術が勃興していると知った。日本人は目が良い。漢字の識別に恐ろしく長けているから、ネトナンなら会話にはほとんど不自由しない。

 

更に一歩前進して、日本ではやや斜陽ぎみの観があるFB連動型の出会いサービスも有効であろう。

あの手の出会い系は基本的に男は地元とか近場でしか女と出会おうとしない。そこで、中国や台湾を検索してみると、結構かわいい女の子が放置されているのだ。未踏の雪原と言うやつ。日本にいる間に和んでおき、現地に行った際にアポ、と言う流れが良いだろう。そういう案件を確保してから渡航する作戦ならば、アジア旅行を楽しめそうだと言う気はする。シンジさんも初日それで1即してるし。

 

中国人には戸籍の問題で、日本人その他の外国人とお友達になれたら積極的に恋愛関係を発展させようとするモチベーションがある。その詳細についてはまた次回。クラトロさんの登場を待たねばなるまい。

 

 

 【完膚なきまでの宣伝】

上海ツアーを企画して下さった公家シンジさんと僕の対談音声がリリースされました。5時間喋り倒し。スマホにダウンロードして、スキマ時間に聴いて頂ければ幸いです。